お母さんと赤ちゃんは息を合わせて出産準備
出産間近の知り合いから、まだ小さい息子さんの夜泣きがひどくて大変だという話を聞きました。
妊婦さんはゆっくりリラックスした状態で寝られるのが一番。
もし、同じように悩んでいる方がいらっしゃったらと思いお話します。
お産は、お母さんと赤ちゃんが息を合わせて行うとても大変なこと。
赤ちゃんはお腹の中で、お母さんの心臓の音をずっと聞いて育ちます。
お母さんがリラックスしているとき、ご機嫌なとき、ちょっと無理しているとき、興奮しているとき。
どんな時に心臓が速くなってどんな呼吸をしているのか。いつも一緒だからお母さんのことなら何でもわかります。
この世に生まれる日、お母さんの呼吸に合わせて外へ出てくること。
それが、お母さんだけでなく自分にとっても一番楽な方法だとわかっているからです。
一方お母さんは、お産が近づくとちょっと緊張しますよね。
また、やっと会える喜びやワクワク感。出産や育児のことなど悩みもちょっと身近になってきます。
今まで聞いたことのないお母さんの心臓のリズムに、お腹の赤ちゃんはびっくり!!
「聞いてないよー!」
と、お母さんのリズムに合わせるのが難しくなってしまいます(;’∀’)
つまり、今まであっていたお腹の赤ちゃんとお母さんのリズムがずれてしまうのです。
でも大丈夫。それも出産の計画通り。
そのずれをなおすのはお母さんの役目なのです。
お母さんは、出産が近いとお腹の赤ちゃんの様子を普段よりも注意深く気に掛けるようになりますよね。
そうです!今までは赤ちゃんがお母さんのリズムに合わせていましたが、今度はお母さんが赤ちゃんのリズムに合わせる番なのです。
この世に生まれたら、赤ちゃんは自分のリズムで生きなければいけません。
お母さんのリズムから離れる準備をしなければならないのです。
お母さんが自分に合わせてくれる、それがわかったら赤ちゃんは安心できます。
無意識なのでお母さんはわからないと思いますが、お母さんが赤ちゃんのリズムに合わせられるようになったらお産がはじまります(≧▽≦)
お互いが、お互いのリズムに合わせることができるからこそ、大変なお産も二人で乗り越えられるのです!
こうして、お母さんと赤ちゃんは息を合わせて出産準備をするのです。
お兄ちゃん・お姉ちゃんがいるお母さんに知ってもらいたいこと
話を夜泣きのお子さんに戻します。夜泣きをした理由は、2つあります。
1・お母さんの不安を感じ取ってる場合。
赤ちゃんが増えることは嬉しい事ですが、出産はもちろん産んだ後のことを考えると心配になることはたくさんあるかもしれません。おおらかに受け止められればいいのですが、心配性な方や完璧主義な方はちょっと不安がでてきますよね。そんな感情を小さいお子さんは感じ取ることができます。そんな時は、
- 大丈夫と言いいなががら子どもを抱きしめてあげる。
- 泣きやませようとせず、泣くだけ泣かせてしまう。
子どもは自分の鏡です。子どもを自分だと思って大丈夫と抱きしめてあげると、逆に子どもから安心がもらえます。子どもは泣くのもお仕事。泣くことは悪いことではありません。不安だから泣くのです。お母さんがリラックスすることでお子さんも落ち着いてくるでしょう。
2.お母さんのリズムが変わった不安
出産が近いお母さんは、赤ちゃんにリズムを合わせるようになります。そうなると、お母さんのリズムは今までと少し変わってしまいます。小さいくて敏感なお子さんは、お母さんのリズムが普段と違うので不安になってしまうでしょう。
小さい子どもは、お母さんのリズムをちゃんと感じ取っています。電気を消した暗い部屋で寝むろうとしたとき、いつものお母さんのリズムが感じられなければとても不安ですよね。お母さんは側にいるのにそれがわからないのです。
そんな時は、お母さんは抱っこをしてあげてください。お母さんの柔らかい感触・匂い。
初めは抱っこをしても、お母さんの変化したリズムに慣れずに泣きやまないかもしれません。
でも、焦ることなく安心して抱いてあげましょう。もし、子守歌があるならば歌ってあげましょう。
だんだん、お母さんのリズムよりもお母さんの温かい感触・声・匂いに意識がむいていくようになります。
そうなればゆっくり眠りにつくでしょう。
そして、お母さんの新しいリズムは新しい家族になる赤ちゃんのリズムだったんだとわかれば、夜泣きもなくなります。
臨月の体のお母さんはとても大変なので、お父さんやおばあちゃんとお子さんが寝れるならば、たまには家族に協力してもらって寝かせてもらってくださいね。
少しでもリラックスができますように(^^)/
ちょっとしたお話でした。